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コミュニティーカレッジ職業訓練コース |
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アメリカにはコミュニティーカレッジと呼ばれる公立の2年制大学(短大)があります。日本では職業に直結した学問は専門学校で学びますがアメリカでは短大で勉強することができます。アメリカの短大では大学進学のためのアカデミックコースと職業訓練のためのコースに分かれています。この職業訓練コースはDiploma
と呼ばれる資格コースで就職を目的とした実践的な社会ですぐに役に立つ知識や技術を取得する専門コースです。コミュニティーカレッジはもともと地域住民のために作られた教育機関ですので費用が安く、専門内容の種類が多いのが特徴です。2年間は無理という人には1年間のCertificate
のコースもあります。また、英語力に自信がない、という方には語学コースを併設しているカレッジもありますので、短大留学することによって英語の勉強と専門コースの両方を学ぶことができます。 |
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私立専門学校 |
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アメリカの私立の専門学校はVocational SchoolやTechnical
Schoolと呼ばれています。コミュニティーカレッジとの違いは分野が特定されている学校が多い点です。パートタイムのコースもありますが、留学生が学生ビザを取得して勉強できるのはフルタイムのコースのみです。現役で活躍している人が講師をしているケースもあり、実践的な授業を受けることができるのが特徴です。 |
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取得できる資格と期間 |
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Certificate |
カリキュラムを終えればもらえる修了証明書。資格というより認定証。一般的にCertificateは短い期間のものが多く1年以内のプログラムがほとんどである。 |
Diploma |
DiplomaはCertificateより履修する科目が多く、期間も2年と長い。この他に、試験を受けてパスした人だけがもらえる資格を取得すると、就職先を探すときに有利になってくる。国や州が認定している資格もあり、コース終了後、即戦力として現地で働くことも可能。 |
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人気のあるコースは? |
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ネイリスト、パイロット、エステティシャンなど仕事にすぐに活かせる専攻が多く、他に観光学やホテル、IT、グラフィックなども人気があるコースです。地元密着型のコースが多い為、地域性があるのも特徴です。例えばハリウッド周辺には映画関連の専攻や特殊メールを学ぶことができる専門学校が集まっています。 |
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入学条件 |
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アメリカの短大留学(コミュニティーカレッジ留学)では入学の際にTOEFLのスコアと高校卒業証明が必要になります。私立の専門学校の場合は学校によって違ってきます。英語力はついていけるだけの力があるとみなされた場合、スコアの提示が求められないケースもあり、また、芸術系の学校では作品の提出を求められる可能性があります。 |
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アメリカのインターンシップの特徴 |
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在学中やコースの終了時に短期間行う無給のインターンシップ、コース終了後、半年〜1年間という長期間行う有給のプラクティカルトレーニングがあり、いずれもビザは学生ビザになります。前者は私立語学学校、コミュニティーカレッジ、大学エクステンションコースで行うことが可能ですが、後者は原則として9月以上のコースに参加する必要があり、学位を取得した方がより確実と言われています。この他、最初から仕事のみをするJビザを使ったインターンシップ制度もあります。 |
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USエクステンションインターシップ |
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日本の大学も最近、公開講座やエクステンションコースを開設する学校が増えていますが、アメリカの大学では様々な種類のエクステンションコースが開講されています。中にはコースの一環としてインターンシップが組み込まれている場合があります。英語力を伸ばし、その後専門分野についての勉強をし、最後にアメリカの職場環境や文化に触れることができます。現地企業でのインターンシップを経験することによって、アメリカ企業での習慣・常識・作法を身につけることができます。 |
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プラクティカルトレーニング |
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アメリカの大学、大学院などで学位や修了書を取得すると半年から1年間の合法な就労期間が与えられます。この制度をプラクティカル・トレーニングといいます。これは大学で勉強した専門分野の知識を実際に企業で経験を積むことを目的としたトレーニング期間です。学生がそれぞれ興味のある企業や、団体に直接コンタクトをとって受け入れの承諾を得ます。これはインターンシップとは異なり、大学を卒業してからの企業研修になりますので一定の給料をもらいながら働くことができます。 |
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企業研修のインターンシップ |
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カリフォルニア州、ニューヨーク州などで6〜18ヶ月間フルタイムのインターンとして働いてなおかつ有給のプログラムです。登録は無料で、求人リストの中から研修先を選ぶことができます。ただし、参加者には高い英語力と研修職種と同じ職種での社会経験が2年以上必要になります。各自の実務経験や知識を活用してアメリカの企業で実際に働き経験を得ることができます。申請は3社まで可能で、1社がだめでも3社までは申請し続けることができます。 |
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大学授業聴講制度 |
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アメリカ大学留学で大学の授業を1年のみ履修したい場合は大学編入手続きを取る必要がありますが、アメリカの大学には専門分野のみに焦点をあてて授業を聴講できるプログラムを設けている学校があります。こちらは現地の学生で早く卒業したい学生や社会人などに広く活用されているプログラムです。こちらのプログラムに英語コースを組み合わせ日本の大学制度にあわせた4月から翌年3月までの1年間のプログラムを大学授業聴講プログラムといい留学生でも参加できるようになっています。全ての大学がこのプログラムを実施しているわけではありませんが、有名な大学でいうとカリフォルニア大学のロサンゼルス校やサンディエゴ校では通年、学生を受け入れています。
◎ 受け入れ校一例
University of California, Los Angels / University of California, San Diego
University of California, Northridge / San Diego State University |
受け入れ基準は各学校違いますが大学1年終了していることが基本的には条件になっています。その際、正規の入学ではなく、エクステンションコース等を通しての入学となるので、入学難易度はそれほど高くありません。要求される英語力は比較的高いのですが、語学研修を経てから進学することも可能です。英語力はTOEFL 500〜550(173〜213)以上必要になります。 |
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